2010年3月30日火曜日

企業の不満-学生の質の低下

ブーサンです。

今回は新卒採用における企業側の不満について紹介します。

その中でも最も多いのが「学生の質の低下」についてです。
これはどの企業の採用担当者も口を揃えて言っています。

◆質の低下を裏付ける事象
・筆記試験での点数が過去より下がっている
・企業研究をしてこない学生が増えた
・コミュニケーションが取れない学生が増えた
・説明会や面接の際に「遅刻」「場所を調べてこない」学生が増えた
・明確な目標を持たない学生が増えた
・自主性に欠ける学生が増えた
・他者への依存心が全体的に強い

年々このような傾向が強まっています。
これらの事象を見て企業は「学生の質が下がった」とジャッジしているのです。

では、なぜこのような状況になってしまったのでしょうか?
分析します。

要素1.大学生の数が増えた
⇒大学全入時代に入り、大学生の数は30年前のおよそ1.5倍です。
要素2.企業の求人件数はさほど変わっていない
⇒約14%ほどの減少です。

◆参考データ
【1991年卒】
求人総数は、840,400。就職希望学生数は293,800。
よって求人倍率は、840,400/293,800=2.86倍。
【2010年卒】
求人総数は、725,300。就職希望学生数は447,000。
よって求人倍率は、725,300/447,000=1.62倍。


■結論■
昔はある程度の競争を勝ち抜き大学へ進学していた。そのため、ある程度優秀でなければ大学生になることは出来なかった。
それに対して現在は大学全入時代に突入し、極端に言うと、競争を全く経ることなく、誰でも大学生になることが出来る時代です。

昔の大学生はその数が示す通り、「大学生というだけである程度のレベルに達していた」
現在は「大学生とは名ばかりの学生の割合が増えた」

結局、ただでさえ世代人口が減っていおり優秀な人材も減っている中で、
名ばかりの大学生の比率が高まり、「学生の質の低下」を印象付けているのです。

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