2012年12月27日木曜日

就活スタート時に知っておくべき「学歴差別」

こんにちは、久々の投稿です。

今日のテーマは「学歴差別」について。
これは就活スタートのこの時期にこそ、知っておくべきです。


結論:学歴差別は大いにあります。


皆さんも薄々は気づいているはずですが、 あって当然。無い方がおかしい。そんなレベルです。

◆差別理由
上位校学生の方が優秀である可能性が高い 企業は優秀な人材を求めます。

◆どんな企業にも共通する優秀さとは?
・仕事を覚えるのが早い
・基礎処理能力が高い
・忍耐力があり努力ができる 

上位校学生の全てがこれに当てはまる訳ではありませんが、
この可能性が高い学生が求められることは必然です。


◆そもそも・・・
大学入試の時点で、上位校に入ることは難しいという認識は、
全ての人が持っているはずです。即ち、差がある訳です。

入るのが難しい
 ↓
それだけ価値がある
 ↓
その価値とは?
 ↓
就職に有利(当然、これだけではないですが) 

これを知っているからこそ、 ご両親は子供を塾に通わせ、 良い大学に入ることを望む訳です。

入学時点で差が生じているのに、 就職活動が始まると、その差が無くなり平等になる
その方がおかしいでしょ?

◆しかし企業は・・・
企業は平等さをアピールしています。 誰にでもチャンスがある。
そんな雰囲気を醸し出しています。
これは建前であることがほとんどです。


◆企業が建前で語る理由
企業のお客様が一般の方々(良く言うBtoC)の場合は、 差別をする企業というイメージをお客様に持たれたくないというのが 一番の理由です。 

例えBtoBの企業であっても、クライアントである企業がBtoCの場合は、
影響は少ないながらも、やはり気にするケースもあります。


◆企業が明言しないから学生が変に希望を持つ
上記の理由で企業は全ての学生に対して希望を持たせます。
これが就職活動が長期化する一番の理由。


◆就職活動の無駄 羅列
・九分九厘、内定を得られない企業に対してエントリーシートを出す
  ⇒学生にとっては時間を掛けるだけ無駄。
・企業はそのような学生でも説明会に呼ばなければならない
  ⇒企業にとって無駄。ただし自業自得でもある。
・大学の就職課は現実を知ってか、知らぬか、エントリーシートが通らない要因を、
 記入内容に求める。
 ⇒学生を混乱させる指導になっている。
 ⇒記入内容以前に、学校名だけで不合格にする企業は非常に多い。
  さらに、性別・学部・住所など、エントリーシートの合否は記入内容では
  決まらないケースがほとんど。


◆じゃあどうすればよいの?
 ・差別を前提に就職活動を進めて下さい
 ・エントリーシートは学生の足切り材料。内容は精査されないケースが多い。従って、対策しても仕方が無いと割り切る方が良い。


◆最後に良くある反論
けれども、エントリーシートをしっかりと読んでいるという企業は多いのですが・・・
  ↓
確かに読みます。但しそれは面接の前にです。選考時点ではかなりの流し読みでしょう。

エントリーシートを選考する代行業者があると聞いたのですが・・・
  ↓
エントリーシートで「良い学生」を見つけることはほぼ無理です。
(会っていない中で優秀と決めるのであれば、愚かの極みです)
利用価値としては、「ダメな学生を切る」ことです。 その為にチェックするのであれば、
①普通の文章が書けているか
 大手企業は文書の提出が多いです。従って、文法がおかしい等、
 文章が書けない人は仕事になりませんので。
②全て埋めているか
 空欄が多い=それだけ熱意が無い という認識です。
③代行業者にも、学校・学部・住所・性別などをチェックしてくれという依頼も行っているはずです。

学校名をエントリーシートに書かないのですが、差別は無いのでは?
  ↓
一般公開用の試験では、平等を謳い、学校名を記入させない企業はあります。しかし、そのような企業の多くは「リクルーター」を使って、ターゲット大学の学生は別枠で試験を受けさすのです。
要は、
①上位校の学生はリクルーターを使って「シードされた選考」を受ける。
②それ以外の学生は一般ルートで「倍率の高い選考」を受ける。
③一般ルートの合格ハードルは非常に高く設定されている。
 ⇒SPIなどの筆記試験でかなりの高得点者のみが選考に進める、など。 というからくりです。

以上がまず知っておくべきことです。
諸事情が重なり、多くの無駄が生じている訳です。


この状況に踊らされるのか、それとも理解してうまく立ち回るのか。
ここが就活での成否を分ける大きなポイントです。

最後に、差別の意識が強いのは「大手企業」が中心です。
中小についてはその意識は低く、逆に「自社にはレベルの高すぎる学生」と、上位校学生を敬遠する企業まであります。 そんな企業の中にも非常に可能性を秘めた企業も多く存在しています。

最近は東京大学などでも「可能性を秘めた中小企業を探す」という意識が
一部では浸透しているようです。
現存の大手企業には可能性がないと見限られているのかもしれないですね。

参考になれば幸いです。それではまた。 <関連記事>------
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