2020年4月23日木曜日

新型コロナウイルス共存時代の就職活動(会社選びの方法)

前回お知らせした通り、
今回はいまだからこそ考えるべき「会社選びの方法」について、
触れていきたいと思います。

イベントや企業の個別説明会自粛(WEB化)が継続するなか、
どのような方法で会社を選べばよいのかわからない。
企業を選ぶ「決めて」がない、などの悩みを抱える学生さんが、
多いのではないでしょうか?

◆現状の会社選びツール
・ナビサイトで情報を得る
・スカウト型サイトに登録し、スカウトを待つ
・就職エージェントを介して情報を得る

いまはおおむね、このような活動をされている方が、
多いのではないでしょうか。

この中で、あまりお勧めしないのは、
「就職エージェントの利用」でしょうか。

理由は、
「エージェントを介して応募すると、採用ハードルが上がる(特に今年は)」
ということです。

エージェントと契約している企業は、
学生を1名採用すると100万円以上の費用が発生します。

コロナ騒動以前であれば、
「それでも人が採れるなら安い」と判断する企業が多かったのでしょうが、
(実際に、エージェントと契約する企業はうなぎのぼりに増えていた)
一気に景気悪化のフェーズへ変わってしまったため、
「採用コストを落とすため、なるべくエージェント経由で採用したくない」
という考えになっている企業もあります。

◆イメージとして
採用残枠1名の状態で、全く同じ評価のAさんとBさんがいたとします。
Aさんは通常応募、Bさんはエージェント経由の応募者であれば、
企業はAさんを優先的に採用し、Bさんは不採用にします。
なぜなら、Bさんを採用したらコストが発生しますが、
Aさんの場合は発生しないから。

全く単純な発想ですよね。
なお、「エージェント経由でしか応募できない企業」など、
新卒採用市場では存在しません。
(中途採用ではよくあります)

売り手市場から、一気に買い手市場へと変貌した現在、
エージェントを使うことは、学生にとって「自ら不利を負う」行為です。

それならば「スカウト型のサイト」のほうがまだよいでしょうね。
(スカウト型でも費用が発生するサイトもありますが)

諸々を考慮すると、
少なくとも2021卒の就活においては、
リクナビやマイナビなどで通常応募受付を行っている企業へ、
地道に応募するしかないでしょう。

◆今年の就活のポイントは?
①WEB化が進み、企業との密な接触ができない分、
 「数多くの企業を周る」ことが大切です。

WEBだから交通費もかかりません。
WEBだから時間効率もあがります。
ネットの情報だけでは何も得られません。

なお、WEB説明会の場合は、できるだけ「録画型」でなく、
「リアルタイム配信型」を選びましょう。
随時質問もできますし、雰囲気も感じられやすいです。

②今後も継続できる事業かどうか、
 担当者に直接聞いてしまおう!

新型コロナの影響で、業績が急速に悪化する企業が増えています。
それらの企業を見極めるためには「直接聞いてしまう」ことが、
一番手っ取り早いです。

本当に問題がない企業の場合は、それ相応の理由を述べてくれるでしょう。
問題がある企業の場合は、歯切れが悪い回答が来るでしょう。

企業担当者にとっては「酷な質問」ですが、
学生さんも不安が大きい(内定取り消しなども含め)ことでしょう。
現状を加味すると、妥当な質問であると言えます。
(それを聞いたからといって、学生の評価を落とす企業は、
 それこそ”影響が大きく、担当者自身も不安に思っている”という
 証になるでしょう)

本日は以上です。
いまお伝えしたいことは、一通り書いたつもりです。
今後はまた思い立ったら更新させていただきます。
 
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