2010年3月11日木曜日

自分以上の自分は出せない-面接時のポイント

ブーサンです。

今回のテーマは「背伸びしない」ということ。
今の時期は既に面接を何社も受けられている学生さんも多いと思います。

面接は非常に緊張すると思いますが、その最も大きな要因は「背伸び」では無いでしょうか?

◆良くある背伸びによる失敗
・自己PRや志望動機を誇張しすぎて、突っ込まれてしまう
・言葉づかいをきっちりしようとし過ぎて、うまく話せない
・自分を良く見せるために心にもない発言をしてしまう


こんなところでしょうか。
それぞれについて見ていきます。

・自己PRや志望動機を誇張しすぎて、突っ込まれてしまう
これは本当に多いです。このブログで何度も言っているように、自己PRや志望動機に力を入れてもほとんど意味はありません。企業はみなさん自身を見ているのですから。
それを「何か立派な行いをして、有意義な学生生活を過ごしてきました」と言ってしまうから変に緊張してしまい、本来の自分のよさを失ってしまうのです。

企業が見たいのは素の皆さんなのです。「自己PRは周りの人間に自分の良いところを聞け」と言いましたが、それだけで十分なんです。
企業の採用担当が驚くようなことをしてこなくても良いのです。

何故なら、その採用担当も学生の時は大したことなどしてこなかったはずですから。

それよりも「表情が良い」「元気がある」「誠実さがにじみ出ている」「話がうまい」「声が大きい」など、分かりやすいところをうまく表現した方がよっぽど印象が良いのですよ!!

・言葉づかいをきっちりしようとし過ぎて、うまく話せない
誰も学生さんにそこまできっちりとした敬語を求めてはいません。ただ、あまりにもひどい場合は気になります。その場合は常に言葉づかいを意識する訓練をするほかありません。
こればかりは意識だけではどうしようもありませんので。今までの自分の生活を恨んで下さい。修正にはかなり時間がかかりますが、一番良いのは実際の社会人と話をして、模擬面接などで言葉遣いの臨界点(これくらいだったら許せる)というのを聞くことだと思います。

・自分を良く見せるために心にもない発言をしてしまう
自分を良く見せることなど出来ません。もしそれを意識して出来るのであれば、こんなブログを見るまでもなく内定をもらえます。
結局自分以上の自分は出せないのです。自分が今まで生きてきた中で培われた良い部分を正直に出していくしかないのです。
ただ、安心して下さい。誰にでも良いところはあります。ただ、自分では見つけにくいのです。なので、それを「他人に聞いて教えてもらう」ということが重要になってくるのです。

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就職活動の最盛期に陥りやすい罠

ブーサンです。

今回のテーマは「就職活動の最盛期に陥りやすい罠」についてです。

先日、フジテレビの「情報エンタメLIVEジャーナる!」という番組で、2010年卒学生の就職活動に密着しているドキュメントが流れていました。

登場人物の概要は以下の通りです。

◆登場人物
・女の子
金融業界に興味を持ち、ある企業だけを追い求めて「絶対にその企業に入りたい」との強い思いの下、早い段階から就活を初めた。
しかし、お目当ての企業からは内定が出ず、その後やる気をなくしてしまう。
就活も終わりの時期に近付き、現実に戻って就活を再開。
・男の子
非常にまじめで良い子。ただ、自分をうまくアピールすることが出来ないため、なかなか就職が決まらない。どうしても就職しなければならない状況の割には、やる気はあるのだろうが、そのやる気がうまく行動や表情に表れてこない。

以上のような感じでした。

結局、女の子は就職が決まり、男の子は決まらずだったのですが、この2名は現代学生の縮図で、フジテレビの人選は良かったと思いました。

何故なら、この2名とも「就職活動中に陥りやすい罠」にはまっているからです。

◆女の子がはまった罠
「一つの企業に惚れ込む」

きつい言い方をすると、普通に就活していて心から企業に惚れ込むということはあり得ません。何故なら、その企業のことを知らないから。
ナビやOB・OG等から得られる情報では「普通に考えるとそこまでは至らない」はずです。

これはビジュアルと少しの触れ合いのみで異性に惚れてしまうのと同じです。
そのために周りが見えなくなり、冷静なジャッジが下せなくなる。

企業の採用担当は学生を惚れさせるためにうまく演出をしかけることが仕事なのです。
それを知らないと、学生はうまく惚れさせられます。

相思相愛になればよいのですが、そうならない方が多いのです。

採用担当者は表側では非常に優しいです。
ただ、採用選考の場においては非常にシビアです。

それを理解して活動するとしないとでは、気の持ちように大きな差が出ます。

恐らく、彼女もそれに気づき、一から出直そうと考えたのだと思います。

大人(採用担当)は怖いということです。

◆男の子がはまった罠
「何をしたらよいのかが見えていない」

何かしないといけない。頑張らないといけない。ただ、何をして良いのか分からない。
このように考える学生さんは多いと思います。彼はまさに典型でしょう。

VTRを見る限り、親孝行でまじめで非常に良い子だと思います。
彼に限らず、最近の学生さんは非常にまじめで良い子が多いですね。

ただ「良い子というだけでは企業は採用しない」のです。

これらの学生の共通点は「依存心が強い」ということ。
恐らく今までに自分自身でジャッジを下す経験が少なかったのでしょう。
以下のようなケースで「依存心の強さ」が垣間見えます。

・選考に遅れそうな時に電話越しで「どうしたらよいのでしょうか?」と指示を仰ぐ
このような学生が8割方です。
企業として評価できるのは、遅れることが分かった段階で連絡をしてきて「○○のため開始時間に間に合いそうもありません。時間をずらして頂く、または別の日程で選考を受けさせて頂くことは可能でしょうか?」
このように明確に意思を伝える学生は評価が高いです。

・入社後の研修制度をあまりにも気にする学生
「企業に成長させてもらいたい」と思っている学生が非常に多いです。
企業からすると、そんな学生は要りません。
また、そのような人材はいくら研修をしても全く伸びません。

成長というのは誰かに頼ってするものではありません。

自分を成長させられるのは自分だけなのです。
研修などはその補助やヒントに過ぎないのです。
常日頃から自分がどうやったら成長できるのかを考えている人材と、自分を成長させたいから何かを周囲に求める人材。
みなさんはどちらに魅力を感じるでしょうか?


と、今回はかなりきつめの内容ですが、どの企業の採用担当の口からも同じような言葉が出てきます。

このことを意識できるかどうかが就職活動の成否を分ける要因なのだと思います。

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