2010年3月5日金曜日

良くある勘違い-面接官は何でも見抜くという妄想

ブーサンです。

今回のテーマは「面接官は何でも見抜くわけではない」ということ。

まず断言しておきます。

面接ではごく一部の能力しか見ることができません。

面接で分かるのはせいぜい
・見た目の印象
・話し方
・ある程度のコミュニケーション能力
程度です。

にもかかわらず、日本企業の大多数は面接を重視して採用選考を進めていきます。
なぜか?

それはそれ以外のやり方を知らない、若しくは知っていたとしてもコストがかかり過ぎるために現実的ではないと判断しているからです。

人材のビジネスに関わる能力を測定する手法として人材アセスメントというものがあります。

人材アセスメントでは被験者20名程度に対して専門の講師や観察者(アセッサーといいます)が最低でも5名ほど付き、丸2・3日かけて面接(インタビュー)を含む様々なテストを実施します。
ここまでしなければ、ビジネスに関わる能力を正確に見抜くことはできないのです。

一方、今の就職活動におけるテストはどうでしょうか?

学生さんと企業が内定までの間で接触している時間を合算しても3時間にも満たないのではないでしょうか?(説明会など一方的な場は除く)
更に、それほど多くの能力を見ることが出来ない面接という手法をメインに据えて、人数もそれほど掛けていません。

こんな状況下では、その道の専門家ですらしっかりとした評価は下せません。一般的な企業の採用担当では尚更です。

それでも企業はみなさんを評価します。
その結果、どのような現象が起こるのでしょうか?それは、、

目に見えて分かりやすい要素でしか評価できない。


要は、
・見た目の印象
・話し方
・ある程度のコミュニケーション能力
・学歴(履歴書だけで判断可能)
を中心にジャッジするということです。

これ以外も確かに見ますが、あくまで補完材料に過ぎません。
どうですか、皆さんの周囲でどんな企業からでも内定が出る学生さんは、
この3つの条件に当てはまっていませんか?

やり方を間違えると苦痛を伴う自己PRの作成や、はっきり出せるわけもない志望動機の作成に時間を割くのは時間の無駄です。

本当に内定を獲得したいと思ったら、この3つを磨くこと。これが最短の道です。

本当の能力を見てもらえずに、分かりやすい要素でしか判定されない。これが悲しいかな日本の採用環境の現実です。

なぜこの現実がクローズアップされないのか、不思議でなりません。少なくとも、就活を支援するような機関などはこの現実を学生たちに伝えるべきです。
就活支援のスタートラインはココにあるのです。

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