今日のテーマは「学生時代に頑張ったことが無い=普通です」です。
"です"が続いておかしな文章ですがご勘弁を。
さて、本題です。
学生時代に頑張ったことが無くて、悩んでいる人が多いようです。
今年から始めた就職海援隊でもその手の相談は非常に多いです。
そして大抵の学生さんがする勘違いは、
「何か大それたことをしていないといけない」
と思ってしまっていることなのです。
例えば、留学していました、学生時代に起業しました、部活でインカレで優勝しました、キャプテンをやっていました、ボランティアで海外に行っていました、などなど
こんな事をしていなければPRにならないって思っていませんか?
これが大きな誤りなのです。大したことしてなくても良いんです。
バイトのこと、勉強のこと、日常のこと、何でもいいんですよ。
大切なのは「どう表現するか」ということ。
分かりやすく事例を挙げます。
これは実際に学生が話した「学生時代に頑張ったこと」です。
■Aさん
私は大学2回生の時に半年間カナダへ留学しました。そこで、日本語学校に通いながら、現地でアルバイトもしました。だから語学力には自信がありますし、国際感覚も身につけていると思います。
■Bさん
私は大学で「如何に楽して単位を取るか」を追求していました。その為の努力は惜しみませんでした。まずは交友関係の広い同級生と友人になり、同じタイプの先輩とも友人になりました。その2名を情報源とし、更に交友関係を広げ、大学内の「楽な授業リスト」を作成するまでになりました。そして、それを新入生に高値で販売し、さらに新入生を勧誘したいサークルの幹部にも高値で売りました。
■Cさん
私は大学時代に特に頑張った事はありません。みんなと同じように授業を受け、適当に単位を取れる範囲で出席し、ぼちぼちの成績で単位を取っています。バイトも特にしていません。親からの仕送りで悠々自適な学生生活を送っています。
さあ、皆さんはどの人の頑張ったことが響きますか?
Aさんはやっていること自体は派手かもしれません。しかし、採用担当からしたら「それで・・・」という気持ちになります。
Bさんは、賛否両論あると思います。しかし、商才と行動力は感じられませんか?
ビジネス的に言うと、センスがあるように思いますが、いかがでしょうか?
Cさんは・・・ダメですよね。
しかし、驚くべきなのは、実は「CさんとBさんは同一人物」ということ。
Cさんは頭の切れる学生でした。ただ、学生時代は遊び呆けており、何も頑張っていないと言っていました。しかし、話を聞くうちにBさん(=Cさん)のエピソードが聞けたのです。
Cさんとしては「こんなこと話していいの?」と思っていたようなのですが、ダメダメな内容を話すよりは全然良いですよね?まあ、ふざけた奴だという評価になるかもしれませんが。。。
実際の面接では、修正して誠実さを加えた内容で話をしていたようです。
■まとめ
大したことでなくても「その人の特性」を表すエピソードはたくさんあるはず。真面目な分野でなくても良いのです。
※ただし、採用担当が「おっ」と思うような内容に仕立て上げる必要があります。
ダメな例)友人の間ではまとめ役で、旅行などは全部自分が段取りしていました。
↓
改善後)旅行に行く時は、事前に友人らの好みを聞いたうえで、パンフレットを100冊くらい持ってきて、料金と場所・ホテルなどをエクセルでまとめて、ホテルの特徴なども口コミサイトを調べてまとめていました。それを基にみんなと協議した上で行き先を決めていました。
改善後の方は「まとめ役・リーダー」といったベタな(採用担当者からすると聞きあきた)セリフを使っていませんが、几帳面さや徹底的に調査するという特徴が伝わりますよね。
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