2020年5月7日木曜日

企業向け投稿:新型コロナウイルス時代の新卒採用活動

今日は目線を変えて、この新型コロナ時代に、企業はどのような採用活動を実施しようとしているのか(もしくは検討しているのか)について、解説していきたいと思います。どちらかというと企業の採用担当者向けの記事ですが、学生さんにも参考になると思います。

さて、本題です。

2020年の2月中旬以降、毎日のように「採用活動の在り方」について相談を受けています。その中で採用担当者からよく発せられるのは「他の会社はどうしているのか知りたい」という言葉です。

新型コロナの影響により、大学生の就職活動、そして企業の採用活動が大きく変わり始めています。過去に例を見ない状況であるため、過去の事例は存在せず、「誰もが手探り」の状態です。

そのような状況下で重要となるのが「諸々の情報から状況を判断し、自分で考えてジャッジを下す」姿勢です。現時点で採用活動がうまく進んでいる企業の多くは、これに該当しています。一方、前例主義で他社動向を気にしすぎる企業は、採用活動が停滞気味です。

<採用活動がスムーズに進んでいる企業の特徴>
 ・現状を自主的に判断し、素早く適応している
 (WEB面接、WEB説明会に積極的)
 ・最終面接のWEB化にも前向き

<採用活動が停滞している企業の特徴>
 ・選考のWEB化に後ろ向き、もしくは他社動向を見て判断
 ・WEB化のための動きが遅い
 ・最終面接は対面で実施したい(対面でないと判断できないと考える)

※ちなみに、自粛要請を考慮せず、対面式で選考を進めている企業もごくまれにいますが、これは「学生からの反感を買う」「学生に不安を与える」行動であり、論外でしょう。

なお、5月7日時点で緊急事態宣言は延長され、引き続き、対面式での選考活動が難しい状況です。しかしながら、やや「楽観ムード」が漂いはじめ、一部の企業では対面式での選考活動の再開を視野に入れています。一方で、選考活動(説明会・面接)は不要不急の会合と考える人も存在するでしょう。

対面式を復活させるのか、WEB対応を継続するのか、判断に迷う場面ですが、重要なのは世間の風向きを読むことです。日々、目まぐるしく状況は変わります。それに応じて柔軟に、そして自主的に判断を下し、動ける企業が「採用勝ち組」となることでしょう。

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