2020年5月8日金曜日

企業向け投稿:2022卒インターンシップの実施について

引き続き、企業向け投稿です。テーマは「インターンシップ実施」についてです。新型コロナ時代のインターンシップはどのようになるのでしょうか?

①インターンシップのオンライン化
既に大手企業を中心にオンライン化の検討が進んでいます。基本的に「座学メイン」のインターンシップであれば、オンライン対応は十分に可能です。ただし「社内の雰囲気」を感じられるような工夫がないと、学生満足度が低下するリスクもあります。

1週間程度のインターンシップの場合は、「オンライン化する項目」と「リアルで開催する項目」を分けて運用するのが良いでしょう。

②インターンシップ以外のコンテンツを作る
簡単なのは「オンラインOB・OG訪問」です。また、インターンシップの代わりに「オンライン会社見学、仕事体験」などを用意する企業も出てきそうです。

なお、OB・OGは出身大学でなくても良いと思いますが、リクナビやマイナビなどのツールでは「出身大学検索」が検索の軸となるため、大手企業のほうが有利になります。また、インターンシップ以外のコンテンツは「リクナビやマイナビで告知ができない」という課題もあり、この点でも「知名度の高い大手企業」が有利になります。

◆学生の動きは?
2022卒学生の動き出しや「2021卒学生よりも早い」です。理由は明確で「就職不安が増している」から。学生口コミサイト:ワンキャリアの調べによると、2022卒学生は2021卒学生を上回るペースで登録が進んでいる模様です。

2021卒学生の現状としては、夏のインターンシップから動き出していた学生たちは既に内定を得ているケースが多く「高みの見物」状態です。一方で冬のインターンシップから動き出した学生、もしくは3月以降に動こうと考えていた学生たちは「一気に氷河期化」している状態です。後者である先輩を見ている2022卒学生の動き出しが早まるのは必然でしょう。

ということで「2022卒学生の動きは早まる」状況のなかで、企業としては「夏にインターンシップを実施したい」わけですが、リアルでの実施は難しいかもしれません。学生が勝手に集まる知名度の高い大手企業は「インターンシップ以外のコンテンツ」を用意して学生を囲い込むでしょう。中小企業については母集団形成をリクナビやマイナビに頼るほかありません。無理やりにでも「インターンシップ」を実施するためにWEB化の検討を早急に始めたほうが良いでしょう。

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